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犬の散歩完全ガイド|頻度・持ち物・マナー、愛犬の健康を保ちつつ楽しく散歩するポイントまで

愛犬にとって適度な散歩をしてあげることは、犬の健康に大きく影響します。犬を飼い始めたばかりの人は「散歩の時間や回数はどれくらいが望ましいだろう」「持ち物や注意点を知っておきたい」という方も多いのではないでしょうか。

本記事では「犬の散歩完全ガイド」と題し、犬の年齢や犬種ごとに見た散歩の時間・回数、散歩時の持ち物、マナーなどを網羅的にまとめました。愛犬との健康的で楽しいお散歩時間を確保したい方は、ぜひご参考ください。

 

1.【年齢別】散歩時間・頻度の目安

犬は年齢によって適切な散歩時間と頻度が異なります。それぞれの散歩時間と頻度の目安をまとめた以下の表を見れば、違いは明らかです。

子犬・老犬の散歩時間と頻度の目安

子犬 老犬
散歩時間の目安 1日約60分 1日約10~20分
頻度の目安 1日2回 1日1~3回

本章では、子犬と老犬それぞれの散歩におけるコツや注意点を紹介します。

 

1-1.子犬の場合

子犬の散歩は1日2回、各30分程度行うと健康維持に効果的です。散歩は子犬が社会に慣れる方法の一つでもあるため、適度な散歩は、健康維持に加えて社会性を身につけることもできます。

散歩を通して子犬の社会性を高めるうえで大切なのは、徐々に慣れさせることです。具体的には以下の方法があります。

・家の中で歩行の練習をしておく

・あらかじめ首輪やリードなどの散歩グッズに慣れさせておく

・表に行くのを怖がる場合は、慣れるまで抱っこして散歩する

・初めのうちは公園やドッグランなどの安全な場所で散歩を行う

なお、生後4か月に達していない子犬は、屋外での散歩を避けるのが望ましいとされています。生後4か月頃は、子犬のワクチンプログラムが完了したばかりで、初乳の免疫も減少してくる時期です。そのため、まだ免疫力が高まっておらず、外出させると菌・ウイルスに感染する恐れがあるのです。

ワクチンプログラムが完了し、獣医の許可が下りてから、散歩デビューすることをおすすめします。

 

1-2.老犬の場合

老犬は加齢に伴い体力が低下しているため、体調を鑑みて散歩時間・頻度の調整が必要です。とはいえ、全く運動しないと認知機能・運動機能が低下する恐れがあります。愛犬が疲れやすくなっているのであれば、1回の散歩時間を10~20分に減らす代わりに、回数を増やして運動量を補うことも一手です。

また、老化に伴うケガ・病気への配慮も重要です。例えば首輪ではなくハーネスを取りつけるようにすれば、転倒時に首の負担を減らすなど、ケガ予防にもつながります。

ハーネス着用イメージ

ハーネス着用イメージ

また、夏場は涼しい時間帯を選んでこまめに水分補給をさせたり、冬場には防寒着を着せたりすることで、体温調節機能が低下している老犬の病気予防にもなります。

もし歩くのが難しくなってしまっても、抱っこして一緒に屋外を歩くだけでも健康維持が期待できるため、さまざまな工夫をしながら散歩を楽しむことがおすすめです。老犬の散歩に関するよくある疑問について、コラム「老犬にも散歩は必要?よくある疑問への回答も詳しく解説!」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

 

2.【犬種別】散歩時間・頻度の目安

犬種によっても適切な散歩時間と頻度は異なります。以下に、小型犬、中型犬、大型犬の散歩時間と頻度の目安をまとめました。体の大きさに比例して、散歩時間の目安が長くなります。

小型犬、中型犬、大型犬の散歩時間・頻度の目安

小型犬 中型犬 大型犬
散歩時間の目安 1日約30~60分 1日約60分 1日約80~120分
※ジャックラッセルテリアは1日約180分
頻度の目安 1日1~2回 1日1回以上 1日1回以上

本章では小型犬、中型犬、大型犬それぞれの散歩におけるコツや注意点を紹介します。

 

2-1.小型犬の場合

小型犬は犬種によって必要な運動量の差が大きいため、犬種に合った散歩時間・頻度の調整が重要です。犬種は愛玩犬、番犬、牧羊犬や猟犬などの3つに大別されます。それぞれの散歩時間の目安と、具体的な犬種名は下表のとおりです。

小型犬の犬種別散歩時間の目安

大まかな犬種 犬種 散歩時間の目安
愛玩犬 チワワ、シーズー、パピヨン、狆、パグ、ペキニーズ、マルチーズ、チベタン・スパニエル、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなど 20分~30分
番犬 ポメラニアン、日本スピッツ、柴犬、フレンチブルドックなど 30分~40分
牧羊犬や猟犬など トイ・プードル、コーギー、ミニチュア・シュナウザー、ミニチュア・ピンシャー、テリア系、ミニチュア・ダックスなど 40分~60分

 

2-2.中型犬の場合

小型犬と同じく中型犬の中でも、牧羊犬や猟犬などに分類される犬種は多めの運動量が必要です。中型犬の牧羊犬や猟犬などの犬種には以下の3つが挙げられます。

・ボーダーコリー

・コーギー

・ビーグル など

散歩になかなか時間が取れない場合は、ドッグランや広い公園などで走る機会を確保してあげると、運動量を増やせます。

 

2-3.大型犬の場合

大型犬の祖先は大抵の場合、牧羊犬や猟犬などの多くの運動量を必要とする犬種であるため、散歩時間・回数を増やす必要があります。

ただし大型犬の散歩では以下2つの注意ポイントがあります。

・走らせすぎない

・食後の散歩は避ける

大型犬は体重の大きさから足の関節に負担がかかりやすいため、激しい運動をするとケガをする恐れがあります。長い距離をゆっくりと歩くと足の関節への負担を減らせるほか、水泳をさせるのも負担が少なく全身運動がさせられるため効果的です。特にレトリバー種やスタンダード・プードルなどの猟犬には泳ぎが好まれます。

また、食後の散歩は大型犬にとって胃捻転(胃が捻じれるショック状態)を起こす危険があるため控えるのが望ましいです。

 

3.犬の散歩に必要なもの

犬の散歩には安全性、快適さ、マナーなどの観点から必須のアイテムがいくつかあります。散歩の必須アイテムを犬につけるもの・飼い主の持ち物に分けると以下の通りです。

犬につけるもの・飼い主の持ち物の散歩に必須のアイテム一覧

犬につけるもの 飼い主の持ち物
  • ・首輪、ハーネス
  • ・リード
  • ・鑑札
  • ・迷子札
  • ・ライトや反射板などの光るもの
  • ・バッグ
  • ・水
  • ・うんち袋
  • ・ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどのトイレ処理に使えるもの
  • ・ペットシーツや新聞紙などの犬がうんちをする際に地面に敷けるもの
  • ・おやつ

本章では各アイテムが必要な理由、購入・使用時のポイントについて解説します。

 

3-1.犬につけるもの

犬の体につけるものは、主に犬の安全な散歩をサポートする目的で使われます。

 

3-1-1.首輪、ハーネス(または両方)

首輪・ハーネスは、犬の行動をコントロールするために必要なアイテムです。

首輪は犬に合ったサイズのものを選ぶと、散歩中に抜けて愛犬が脱走するリスクを軽減できます。また柔らかく幅広のものを選べば、犬の首にかかる負担を減らせます。

犬の体に装着するハーネスは、引っ張ったときの力が首輪に比べて体中に分散されるため、犬の負担を減らすうえで効果的です。

 

3-1-2.リード

リードは首輪・ハーネスにつなぎ、首輪・ハーネスと共に犬の動きをコントロールする役割を担います。一口にリードと言っても、長さや素材・太さなどさまざまな種類がありますが、愛犬の体格や周囲の環境に合わせたものを選ぶことが大切です。

リードの種類・特徴

リードの種類 特徴
スタンダードリード 最もスタンダードなリードで、長さ・強度は平均的。種類が豊富で愛犬の体格や好みに合わせたものを選びやすい。
伸縮性リード 飼い主が手元で調節できるリード。犬と長く距離を取れるが、犬の行動をコントロールしにくい。広い公園など、車通りのない安全な場所で使うとよい。
ハンズフリーリード 飼い主の肩にかけたり腰に巻いたりして両手を開けられるリード。力が強い犬の場合、強く体を引かれたときに飼い主は踏ん張る力が必要になる。

 

3-1-3.鑑札(2種)

鑑札は愛犬が国から飼育を許可されている犬であると示すために必要なアイテムであり、以下の2つがあります。

・畜犬登録時に発行される鑑札

・その年の狂犬病予防注射接種後に受け取る注射済票

どちらも首輪・ハーネスに装着しておくと、愛犬が正式に飼育を許可された犬である証明になります。

 

3-1-4.迷子札

迷子札は万が一愛犬が迷子になった際、無事に飼い主の元に帰るためにつけるアイテムです。

迷子札は目視で確認できる大きさのものが望ましいです。また犬の名前、飼い主の電話番号・住所などを詳細に記載すれば、愛犬を保護してくれた人が引き渡ししやすくなります。

迷子札に愛犬の位置がGPSで把握できるマイクロチップをつけておくと、よりスムーズな発見・保護に繋がります。

 

3-1-5.ライトや反射板

ライトや反射板などの光を発するアイテムを装着しておくと、日没後の散歩中に犬の安全を守ることができます。散歩中に自分たちの足元に危険物があったときに回避できるだけでなく、自分たちの存在を周囲に知らせて車や人などとの衝突を防ぐ効果もあるからです。

ライトや反射板などの種類は、首輪・ハーネスにつけられるタイプ、リードについているタイプ、手持ちのタイプなどさまざまです。購入する際は扱いやすく光の強いものを選ぶと利便性・安全性を確保できます。

 

3-2.飼い主の持ち物

飼い主の持ち物は、主に散歩中にマナーを守るために必要なアイテムです。

 

3-2-1.バッグ

散歩時には、必要なアイテムを1つにまとめられる、少し大きめのバッグを持っていくことをおすすめします。両手が空けられるウエストポーチやリュックサックなどのバッグを選べば、愛犬の動きに対応しやすくなるからです。

また、散歩から帰った後に首輪・ハーネスやリードなどを入れられる大きさであれば、アイテムを一か所に収納でき、忘れ物も予防できます。

 

3-2-2.水

水は犬の飲み水、おしっこを洗い流すために持って行く必要があります。水を入れる容器はペットボトルでも大丈夫ですが、給水皿やシャワーキャップがついているボトルを購入すれば、より愛犬が飲みやすくなります。

 

3-2-3.うんち袋

愛犬がうんちをしたときに回収できるよう、うんち袋(マナー袋)も持参してください。使用する袋の種類は一般的に使われるビニール袋で事足りますが、市販品のうんち袋にはさまざまな種類があり、要望に合わせた機能やサイズなどのある袋を選べます。

例えば匂い漏れ防止の機能があるビニール袋を購入すれば、匂いに悩まされる心配が軽減されます。うんち袋をなるべく触りたくない場合は、袋ごとトイレに流せるうんち袋の購入をご検討ください。

 

3-2-4.ティッシュペーパーまたはトイレットペーパー

ティッシュ・トイレットペーパーは愛犬のおしっこ・うんちを処理する際に使用します。愛犬が人工物におしっこをしたときは、水で流し拭き取り、うんちをしたときは包んでうんち袋に入れます。

 

3-2-5.ペットシーツまたは新聞紙

ペットシーツ・新聞紙はおしっこ・うんちを拭き取る手間を軽減してくれます。愛犬が排泄のために踏ん張る体勢になったとき、愛犬のお尻の下に敷けば排泄物を受け止められます。

ティッシュ・トイレットペーパー同様、排泄物のついたものはうんち袋に入れて持ち帰って処分してください。

 

3-2-6.おやつ

おやつは愛犬とのコミュニケーションを図るうえで有用なアイテムです。

指示したとおりに愛犬が動いてくれたときにご褒美としてあげれば、犬は自分の行動が正しいのだと理解して飼い主に従いやすくなります。

他にも車や他の犬など、愛犬にとって危険になり得るものから注意を逸らすためにも効果的です。少量を小分けにして持っていけば、食べすぎを予防できます。

 

4.守ろう!4つの散歩マナー

愛犬との散歩時に大切なことの一つが、「マナー」です。散歩中のマナーを守ることは、飼い主と犬が気持ちよく散歩することはもちろん、他の人々とのトラブル防止にもなります。

飼い主が散歩中に守りたい具体的なマナーは以下の4つです。

1.犬がトイレをした後は綺麗に掃除をする

2.リードを適切に扱う

3.犬が危ない目に遭わないように注意する

4.犬のしつけをする

本章ではマナーを守るべき理由や方法などを解説します。

 

4-1.犬がトイレをした後は綺麗に掃除をする

私有地内の散歩でない限り散歩に使う道は皆が使うものなので、清潔さを保つのが大切です。

うんちは適切に持ち帰り、おしっこは水で流しティッシュペーパー・トイレットペーパーで吸い取ります。おしっこの回数が多い場合は愛犬にマナーパンツを着用させると掃除の手間が省けます。

自治体ごとに処理方法が異なるため、地域のルールを確認することも大切です。

 

4-2.リードを適切に扱う

リードは犬の行動を制御して事故を防ぐ「犬の命綱」であるため、リードをつけない・離すのは絶対にやめましょう。特に、リードの長さにも注意が必要です。長くなりすぎないようにすれば、接触事故のリスクを避けられます。

また、自治体や環境ごとにルールが定められている場合もあり、例えば新宿中央公園では「危険を回避するためにリードの長さを2m以内にする」と決められています。いつもの散歩ルートやよく行く公園にもルールがあるかどうか、事前に確認しておくとよいでしょう。

リードの中でも、リール式リードを伸ばしっぱなしにしたり、細いリードで他の人から見えづらかったりということも、危険につながります。周囲の人と愛犬それぞれの安全確保のためにも、正しくリードを使ってください。

 

4-3.犬が危ない目に遭わないように注意する

突然車道に飛び出したり他の犬と喧嘩をしてケガをしたり、散歩中に犬が危険な状況に陥る可能性もありますが、飼い主が常に注意を払って適切な行動を取れば、犬の安全を確保しつつ周囲とのトラブルを防止できます。

散歩中は車道側を飼い主が歩き、犬が車道に出ないようにしてください。他の犬に出会った際は、飼い主が犬と相手の犬の間に入るようにすれば、接触を回避できるでしょう。どうしても相手の犬に反応してしまう場合は、道を引き返すか迂回すれば接触せずに済みます。

 

4-4.犬のしつけをする

しつけが行き届いていないと、愛犬をコントロールできなくなって車道に飛び出したり他の犬とトラブルになったりする可能性が高まります。適切なしつけは、犬の安全や周囲への配慮のためにも必須です。

具体的な方法に「リーダーウォーク」があります。リーダーウォークとは、犬が先に行ってリードがピンと張ってしまったときは必ず立ち止まり、リードが緩んだら歩き出すしつけの方法で、犬が飼い主の挙動を気にして指示を聞きやすくなります。

また信号待ちや他の犬と接触するときなどに「お座り」「待て」を徹底させれば、愛犬の行動をコントロールすることが可能です。

 

5.【お散歩初心者向け】散歩に関するQ&A

まだ犬を散歩デビューさせていない・始めたばかりの方には、知識不足から以下のような不安がつきものです。

・暑い・寒い日、雨の日はお散歩に行っていいの?

・散歩コースはいつも同じでいいの?

・愛犬が楽しそうだったら散歩時間を伸ばしてもいい?

・老犬を飼い始めたけど、歩きたがらない。どうすればいい?

本章では、お散歩初心者の方が抱きがちな疑問にお答えします。

 

5-1.暑い・寒い日、雨の日はお散歩に行っていいの?

気候に合わせた散歩の方法を取れば大丈夫です。

暑い日は愛犬と飼い主どちらも熱中症になる恐れがあるため、以下の対策がおすすめです。

・早朝や夜などの比較的涼しい時間帯を選んで散歩する

・こまめに水分補給する

・冷感グッズを使う

・高温になりやすいアスファルトを避けて歩く

寒い日は、路面が凍結し転倒する恐れがあるため注意が必要です。愛犬が寒さに弱い犬種・個体であれば風邪予防として温かい服を着せます。

雨の日の散歩は、愛犬が体が濡れるのを嫌がるのであれば、レインコートを着せて帰宅後は全身を拭きブラッシングが必要です。

表に出られないほど気候が悪いのであれば、室内で遊べば愛犬の運動不足を解消できます。

 

5-2.散歩コースはいつも同じでいいの?

適度に変えてあげましょう。

散歩は犬にとって新しい刺激を得るチャンスであり、適度に散歩コースを変えると脳の活性化による認知症予防、五感への刺激による感覚器官の機能維持につながります。

散歩コースを固定すると犬がいつも歩く道を縄張りだと勘違いして、楽しむためではなく縄張りを守るために散歩をするようになり、通行人や他の犬などに攻撃的な態度を取る恐れがあります。

またアスファルトではなく草や砂などがある場所を歩かせると、愛犬の筋肉と関節の機能を維持できます。散歩コースは適度に変え、かつ草や砂などの道を歩くのがおすすめです。

 

5-3.愛犬が楽しそうだったら散歩時間を伸ばしてもいい?

愛犬が楽しそうだからといって、散歩時間を延ばし過度な運動をさせるのはおすすめできません。散歩時間は愛犬の犬種や体調などに合った目安の長さに保たないと、ケガをする恐れがあります。

散歩時間が長くなりすぎると犬の体に負担がかかり、ケガのリスクが上がります。特に骨が細い小型犬は過度な運動によってケガをしやすいため注意が必要です。

 

5-4.老犬を飼い始めたけど、歩きたがらない。どうすればいい?

老犬であっても、健康維持のためになるべく散歩に連れて行きましょう。老犬は体力の低下に伴い散歩に前向きではなくなる場合があります。しかし運動不足になると筋骨の衰えが加速するだけでなく、自律神経が乱れる恐れがあります。

とはいえ、体力の衰えではなく体調不良のせいで散歩に行きたがらない可能性もあるため、判断に迷った場合はかかりつけの獣医師に相談するのがおすすめです。

もし散歩をしたがらない場合は、犬の歩行をサポートするグッズの活用もご検討ください。例えば、ACCAPI®×SOZO®の「EQTペット用ネックバンド」は、首に巻くだけで効果を発揮します。

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6.愛犬といつまでも仲良く健康で過ごすために、散歩で大切にしたいこと

散歩は愛犬の健康を保つための重要な要素です。特に以下3つのポイントに気をつけておくと、これからの長い人生を愛犬と健康に楽しく過ごせる可能性が高まります。

・散歩を通じた心の触れあいを意識する

・犬の体調を気にかける

・もしもの災害に備える

本章では各ポイントについて具体的な方法を交えて解説します。

 

6-1.散歩を通じた心の触れあいを意識する

犬の好き勝手・飼い主の好き勝手に散歩をしても絆は深まりません。散歩をしているときは褒める声かけ・アイコンタクトを頻繁に行うと、愛犬とのコミュニケーションが充実します。

「いい子だね」「元気だね」と犬の行動を褒めると自然と穏やかな声で愛犬に話しかけられ、犬が飼い主に関心を持ち、かつ飼い主を警戒しにくくなります。

アイコンタクトを頻繁に取れば、愛犬に自分の挙動への注意を向けさせることが可能です。なお指示を与えるときはおやつ・おもちゃを使ってご褒美をあげると従いやすくなります。

散歩中に褒める声かけとアイコンタクトをたくさん行い、愛犬との絆を深めましょう。

 

6-2.犬の体調を気にかける

体調不良のサインを見逃すと犬の健康に深刻な影響を与える可能性があるため、早期発見と適切な対処が求められます。

例えば犬が首を伸ばしてゼーゼーと呼吸しているときは息切れのサインです。犬の息切れを放置すると、酸素不足による「チアノーゼ症状」が現れて舌が青くなり、命に関わる可能性があります。

日常生活はもちろん、散歩中の犬の様子もしっかりと観察しておくことが大切です。

 

6-3.もしもの災害に備える

災害時には愛犬がパニックを起こし思いがけない行動を取る可能性があるため、適切な準備が必要です。リスクを最小限に抑えるために、事前の備えをしっかり行い愛犬の身を守りましょう。

地震や台風などの自然災害が発生した場合は犬が興奮して逃げ出す可能性があるため、迷子札をつけておくべきです。避難が必要になったときのためにペット同伴が可能な避難所を事前に確認し、避難所でトラブルを起こさないように普段から犬のしつけを徹底するのも大切です。

 

まとめ|愛犬の年齢や犬種などに合った適切な散歩で、犬と楽しい人生を送ろう

散歩は犬の健康を維持するうえで大きな役割を果たします。愛犬の年齢と犬種に合った散歩の時間と頻度を守り、トラブルが起きないようにマナーを守りながら散歩を続ければ、犬の健康維持に繋がるでしょう。

散歩だけでなく、飼い主が犬の健康に意識を向けるペットメディケーションによって、犬の健康を維持することが大切です。

※事業再構築補助金により作成

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【記事執筆者】ACCAPI®×SOZO®編集部|ペットがいつまでも健康で、家族みんなの毎日が豊かになるように。本コラムでは、愛犬の健康や散歩に関する情報をお届けしています。